今回ノルディックアプローチがもつロットを紹介いただき、購入しました。
グジハンベラ地区はとくに複雑で素晴らしいフレーバーを持っており、常盤でも今季2つのロットを買付ています。このウォッシュド精製のロットはエチオピアウォッシュドの持つ華やかな香り、ほんのりゲイシャを思わせるピーチやハニーなど複雑な甘さ、程よいコクが魅力です!
ABOUT COFFEE>
Hambela Bedessa ウォッシングステーションは、 Guji の Hambela に位置しています。
Hambela は小規模生産者が収穫したチェリーを持込む中心地として、周辺の凡そ 6,000ha にも 及ぶ広大な地域で栽培されたチェリーが運ばれてきます。 Guji における平均の農園面積は約 3ha で、 Guji では隣接する Harenna Forest に自生する固有種含め、様々なエチオピア原種が栽培されています。Hambela Bedessa では、 Guji に自生する様々なエチオピア原種のうち、 Welisho と Dega が栽培されています。チェリーはセレクトハンドピッキングにより収穫され、その後更に手作業による選別が行われます。
チェリーはディスク式のパルパーにより、果肉除去されます。果皮や果肉が取り除かれたパーチメントは、水による比重選別により、さらに1st ラインと 2nd ラインに区別されます。その後パーチメントは、約 72 時間水の中で醗酵工程をとり、水路を通りながら綺麗に洗われます。その後再び水の比重選別により、浮いた軽いパーチメントは取り除かれ、沈んだ比重の重く高品質なパーチメントと区別されます。その後再び 2 時間水の中に漬けておいた後、アフリカンベッドにて乾燥させます。乾燥工程では、パーチメントが2cm 以上の層にならないよう、均一に 10 日間程乾燥させます。最後に 2~4 時間かけてハンドピッキングを行い、好ましくないパーチメントが 混ざって しまわぬよう 仕上げます。
乾燥工程を終えたパーチメントは、麻袋にパッキングされた後、倉庫にて生産処理方法やグレード毎に保管されます。平均して約 1~2 ヶ月休ませる事で、コーヒーの水分が馴染み、均一な水分値に安定させることが出来ています。また、倉庫内にて再度ハンドピックによる選別が行われることもあります。収獲が終わり、パーチメントを十分に休ませたら、パーチメントは Addis Abeba のドライミルへと輸送されます。輸送途中、 ECX のチェックポイントを通過する際に、輸出可能な品質としてグレーディングや登録がされているかのチェックを受けています。Addis Ababaに輸送されたコーヒーはまだパーチメントの状態です。シッパーのTropiq 社は 、到着ロットの採取を行い、カッピングやグレーディング、水分値等の計測を行い、品質を確認しています。客先 との契約が成立した後にパーチメントは脱殻され、輸出されます。Tropiq社では、基本的に Addis Ababa の倉庫でコンテナへのコーヒーの詰込みを行い、ジブチ港までダイレクトに輸送するようにしています。トラックでコーヒーを輸送しジブチ港でコンテナへコーヒーの詰込みを行う場合は、遅延や港での手違いが頻繁に発生してしまうため、そうしたリスクを抑えるために、前者の方法を採用しています 。
カップコメント>フローラル/ピーチ/グレープフルーツ/ハニー/ブラックティ/スムースマウスフィール